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私が読んだおすすめのビジネス本のまとめ・要約を掲載します。

睡眠障害 ~過眠症

睡眠障害と聞いて初めに思いつくのはやはり「眠れない=不眠症」です。
しかし、睡眠障害はそれだけではありません。眠りたくないのに眠ってしまう、そんな悩みを持った人たちがいるのです。それが「過眠症」です。
過眠症を患っている人のなかには寝不足のせいで居眠りをしていると思われ、怠け者や、自己管理不足と言われるなど周囲の理解を得られないことが多く、非常に辛い思いをされています。
本人が気付かないうちに眠ってしまう場合があるので、運転中に事故を起こしてしまったり、仕事中に重大なミスを犯してしまったりすることがあります。家族や本人が過眠症だと疑われたら放置せず、医師に相談し適切な治療を行いましょう。

過眠症

日中、激しい眠気に襲われ、時間や場所や状況に関係なく突然眠りこんでしまうことが毎日あり、仕事や社会生活に支障をきたす場合のことをいいます。過眠症には、睡眠時無呼吸症候群ナルコレプシーが代表的ですが、そのほかにも特発性過眠症、反復性過眠症、真性過眠症があり、うつ病など様々な病気の影響で過眠症になることがあります。

睡眠時無呼吸症候群

のどの奥の異常やアルコール摂取などにより、舌やのどの奥の筋肉がゆるんだりすることで気道をふさぎ、睡眠中に何度も呼吸が止まってしまいます。そのため、夜中に度々目が覚めたり、眠りが浅くなることで日中突然眠くなったり、大事な時間であっても居眠りしてしまう病気です。
仕事や勉強に対してやる気が出ないなどの症状はありますが、本人は気付きにくいため家族のフォローが必要です。また、あごの小さい方や、太った方に多いといわれており、大きないびきが特徴です。

ナルコレプシー

10代で発症することが多く、主に4つの特徴があることが知られています。
①日中、我慢できないほどの眠気。少し眠るとすっきりする。(睡眠発作)
②驚いたり、笑ったり、興奮した時に全身の力が抜ける。(情動性脱力発作)
③寝入りばなや、目覚めた時に金縛りになる。(睡眠麻痺)
④寝付くときに幻覚や悪夢を見やすい(入眠時幻覚)
このように、主な症状は4つですが、ナルコレプシー患者に4つすべて当てはまるわけではありません。ただし、日中の強い眠気だけではナルコレプシーと診断されることはありません。
この症状のほかにも、眠気を自覚できないが日中の行動の記憶がなかったり、眠りが浅いため熟睡できなかったり、頭痛などの症状が出る方もいます。本人に無自覚なことが多いため、周囲の理解と協力が欠かせません。
おかしいと思ったら専門医に相談し、正しい治療をしましょう。