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眠りと時間について

理想的な睡眠時間

人間にとって理想的な睡眠時間はどのくらいでしょうか。
アメリカのカリフォルニア大学の調査によると死亡率が最も低くなる睡眠時間は6.5時間~7.5時間で、7.5時間~8.5時間以上になると死亡率が20%も高くなるそうです。日本の調査でも同じ結果で、理想的な睡眠時間は約7時間。睡眠時間が長いほど高リスクで寝すぎは体にいいとはいえないようです。
7時間睡眠だと1日の約1/3は眠りの時間に費やすことになります。人は他の動物と比べて脳が発達しているため、高度な機能を維持するためには十分な休息が必要なのです。ですが、ただ寝ればいいということではなく、質のよい睡眠をとることが大切になってきます。

個人差がある睡眠時間

また、理想的な睡眠時間には個人差があります。 ひとつは加齢によるもの。中高年になると徐々に睡眠時間が減少する傾向にあります。が、平均して6時間以上眠れていれば大丈夫。
もうひとつは体質的なもの。""ショートスリーパー""と""ロングスリーパー""と呼ばれています。ショートスリーパーの睡眠時間は3~4時間、ロングスリーパーは10時間ほどで、どちらも熟睡感を得られる睡眠ができている人のことをいいます。
「いつも短時間睡眠で大丈夫だからショートスリーパー」だと思っていても、大半の人はただの寝不足です。なぜなら、ショートスリーパーロングスリーパーと呼ばれる人たちは日本の人口の数パーセントしか存在していないのです。睡眠不足のつけは後からやってきます。今は大丈夫でもいずれ体の不調をきたす時がやってきますから理想的な睡眠時間、7時間を心がけましょう。

いつ寝るのがいいの?

7時間睡眠が最も体に良いとされていますが、では睡眠に適した時間帯は一体いつなのでしょう?
人は睡眠中に""成長ホルモン""が分泌されます。「寝る子は育つ」とはまさにこのことで、成長ホルモンは子供の成長には欠かせないのはもちろんですが、代謝や修復など大人にとっても重要なものです。
特に女性はいつまでもすべすべのお肌でいたい方は多いと思います。成長ホルモンは紫外線による皮膚トラブルの修復や、肌の新陳代謝を促す作用があり、お肌の若さと美しさを保つためには必須です。その成長ホルモンがもっとも活発に分泌される時間帯は午後11時から午前2時の間で、寝ついてから3時間がいちばん多く、さらに深い眠り(ノンレム睡眠)だと量が多くなることがわかっています。ですから、遅くとも午後11時までに布団に入って、ぐっすり眠れるような工夫をするようにしましょう。

日本人の睡眠時間は?

日本では24時間社会が進み、夜中に起きているのが当たり前になっています。そのため、昔と比べると睡眠時間がどんどん短くなってきており、就寝時間も遅くなっています。
また、2009年に調査したOECDによる世界18カ国と比較した睡眠時間のデータでは、韓国に次いで日本の睡眠時間が短くなっており約7.5時間。もっとも長いフランスと比べると1時間の差がありました。前述したように理想的な平均時間は約7時間ですので適切といえますが、24時間社会の影響で夜更かしが増え、就寝時間が遅くなっています。それが睡眠障害の増加につながっているといわれています。