鬼速PDCA
鬼速PDCAの概要
【P】
内容・手順
- ゴールを決める
- 課題を考える
- KPIを設定する
- 解決策を考える
アウトプット
- ゴール(KGI)
- 課題(KPI)
- 解決案
【D】
内容・手順
- 解決案を一段具体化したDOを考える
- そのDOに対してKDIを設定する
- さらにそのKDIを具体化したTODOに落とし込む
- 実行する!
アウトプット
- DO
- KDI
- TODO
【C】
内容・手順
- KGI、KPI、KDIを検証し、できなかった要因とできた要因を絞り込む
アウトプット
- 達成率
- できなかった要因
- できた要因
【A】
内容・手順
- 検証結果を踏まえ、調整案を考える
- 次のサイクルにつなぐ(または中止する)
アウトプット
- 調整案
計画初級編: ギャップから導き出される「計画」【P】
- ゴールを定量化する(KGI)の設定
- 期日を決める
- 定量化する(KGI)
- ゴールを適度に具体的なものにする
- 理想は1〜3ヵ月後くらい
- 現実とのギャップを洗い出す
- ギャップを埋める課題を考える
- 思いつく限り書き出す
- 課題を優先度づけして3つに絞る
- 「やらないこと」を決めると同時に、「やること」について優先度づけを行う
- インパクト(効果)
- 時間
- 気軽さ
- 「やらないこと」を決めると同時に、「やること」について優先度づけを行う
- 各課題をKPI化する
- その中で最重要KPIを決めておく(前項でインパクト(効果)が大きいものが該当するであろう)
- KPIを達成する解決案を考える
- 解決案を優先度づけする
- 計画を見える化する。常に意識する
計画のポイント
上位PDCAを再確認する
ときに思考のリミッターを外す
PDCAの案出しの幅も広がる
計画応用編: 仮説の精度を上げる「因数分解」【P】
因数分解のメリット
因数分解するときの7つのポイント
- 抽象度を上げてから分解する
- 5段目まで掘り下げる(課題となりそうな箇所だけ)
- 1段目はMECEを徹底する
- 切り方に悩んだら「プロセス(流れ、手順)」で切る
- 知らない分野や未経験の分野に挑戦するときは、「本の目次」から切り方を学ぶ
- 簡単な課題は「質×量」で切る
- 「時間」は「タイムマネジメント」、「モチベーション」、「ツールによって構成される」
- とにかく文字化する
- → ここでゼロ秒思考が使える
- マインドマップで鍛える
実行初級編: 確実にやり遂げる「行動力」【D】
- 解決策を「DO」に変換する
- 完結型のDOと継続型のDO
- DOに優先順位をつけ、やることを絞る
- あらためて「インパクト」「時間」「気軽さ」の指標で優先順位をつける
- DOを定量化する(「KDI」を設定する)
- 完結型のDOのKDI化: 比較的数値化し易い
- 継続型のDOのKDI化: ラップタイムで追う
- DOを「TODO」に落とし込む - DOを実行の際に迷わないレベルまで分解する
- チームでPDCAを回している時は、6W3Hに落とし込むと正確さが増す
- Who(誰が)
- Whom(誰に)
- When(いつ)
- Where(どこで)
- What(何を)
- Why(なぜ)
- How(どうやって)
- Howmany(どれだけ)
- Howmach(いくらで)
- チームでPDCAを回している時は、6W3Hに落とし込むと正確さが増す
- TODOの進捗確認をしながら実行に移す
- その行動の目的が明確になっているので迷いはないし、それを終わらせれば必ず前に進むことがわかっていれば頑張れるものだ
実行応用編: 鬼速で動くための「タイムマネジメント」【D】
タイムマネジメントの3大原則
- 捨てる
- 「捨てる」ために既存のDOを1週間単位で棚卸をする →付録の「工数棚卸シート」を使う
- 入れ替える
- 重要・緊急マトリクスを使う
- 圧縮する
- ルーチンを見直す
☆あくまでも、この順番で行うことがポイント!
「重要・非緊急」領域を実行する方法 ←なるほどなって思った
- 仕組み化し、日常生活に組み込む
- 強制的に「緊急領域」に移動する
検証: 正しい計画と実行の上に成り立つ「振り返り」【C】
検証に失敗する2大パターン
- 検証をしない「やりっぱなし派」
- 頑張っている充実感はあるかもしれないが、ゴールから遠ざかっていることに気づかないままでいたりするのでもったいない
- 予め時間を設定して振り返る、またはルーチンに組み込んで対策!
- 頑張っている充実感はあるかもしれないが、ゴールから遠ざかっていることに気づかないままでいたりするのでもったいない
- 検証しかしない「形から入る派」
- 計画の精度が悪く、実行フェーズもグダグダでまともな検証ができない。動きの遅い会社の典型。
検証のステップ
- KGIの達成率を確認する
- KGIレベルになると本格的な検証は月に1回くらいのレベルになる
- KPIの達成率を確認する
- KDIの達成率を確認する
- できなかった要因を突き止める
- KDIが計画通り推移していないとき
- 要因分析の基本は「なぜ」の繰り返しによる課題の整理である。
- KPIが計画通り推移していないとき
- KPI未達の4大原因
- 行動が伴っていなかった(KDIが未達)
- 行動は合っていたが不十分だった(DOの不足)
- 想定していなかった課題があった(課題が未発見)
- 仮説で立てた因果関係が間違っていた(KPIとKDIの連動性が取れていない)
- KPIと解決策の関係(間違った解決策)
- 解決策とDOの関係(間違ったDO)
- DOとKDIの関係(間違ったKDI)
- KPI未達の4大原因
- KGIが計画通り推移していないとき
- KGIと課題の連動が取れていない
- 課題とKPIの連動が取れていない
- KDIが計画通り推移していないとき
- できた原因を突き止める
- 成果を出すには必ずしも悪いところを直すことだけではなく、いいところを伸ばしたほうが全体効果が大きいこともある
なるほどなって思った事
- 横に視野を広げる
- もし時間をたくさんかけていいなら、もし予算が無限だったら、もし経営者だったら・・・等。強制的に視野を広げる
- 計画の漏れや抜けを防ぐために確実な方法はプロセスを可視化すること
検証制度とスピードの関係
- KPIの検証に関しても、「検証可能な範囲内でできるだけ早く」が基本である
- 本格的な検証が3ヶ月先でも、ノータッチということは絶対にしない
- 「お金で時間が買えるなら積極的に買う」
調整: 検証結果を踏まえた「改善」と「伸長」【A】
- 検証結果を踏まえた調整案を考える
- できなかった要因については「どうやったらできるようになるか?」、できた原因については「どうやったらさらに成果を出せるか?」を考え、書き出すことである。
- ケース1 ゴールレベルの調整が必要そうなもの
- ケース2 計画の大幅な見直しが迫られるもの
- ケース3 解決策・DO・TODOレベルの調整が必要そうなもの
- ケース4 調整不要
- ↑それぞれ、↓を行う
- 中止
- 変更
- 追加
- ↑それぞれ、↓を行う
- できなかった要因については「どうやったらできるようになるか?」、できた原因については「どうやったらさらに成果を出せるか?」を考え、書き出すことである。
- 調整案に優先順位をつけ、やることを絞る
- 「インパクト」「時間」「気軽さ」の指標で優先度をつける
- 次のサイクルにつなげる