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ストレスと睡眠

ストレスが溜まるとなぜ眠れないのか

仕事や日常生活、人間関係などストレスを抱えている人はたくさんいます。
うまく解消できれば問題ないですが、溜まってしまうと心身ともに不調な状態に。
ストレスを感じると、副腎皮質からコルチゾールというストレスホルモンが分泌されます。
コルチゾールはストレスを対処するためには必要ですが、増えすぎると体には悪影響で、不眠症患者はこのコルチゾールの分泌が多いことがわかっています。
ストレスを溜めこんだままだと眠れないのです。
ですから、ストレスを感じたら自分なりの解消方法を見つけて溜めないよう心がけましょう。

自律神経にも影響が

自律神経には、交感神経と副交感神経があります。
交感神経は緊張していたり、張りつめた状態のような時に働き、副交感神経はリラックスした状態に働きます。
ストレス状態が続くとこの自律神経のバランスが乱れ、交感神経が優位に働くようになり、常に緊張状態となります。
自律神経は自分でコントロールができません。
そのため、体にさまざまな影響が出たり、不眠症睡眠障害の原因となるのです。

ストレスがセロトニンを減らす

セロトニンとは脳内の神経伝達物質のひとつで、ホルモンバランスや自律神経を整え、精神を安定させる働きがあり、安眠するためにも必要です。
このセロトニンはストレスによって減少することが分かっており、セロトニンが少なくなると不眠はもちろん、精神的に不安定になったり、イライラしたりします。
なるべくストレスをなくしてセロトニンを増やす努力をしましょう。
また、セロトニンの生成は日中に行われ、夜になるとメラトニンを作るもとになります。
メラトニンは質の良い睡眠のために必要不可欠な物質のため、昼間に十分セロトニンを増やしておく必要があります。
セロトニンを増やすには日光を浴びる、リズム運動をする、バランスの良い食事をするなど出来ることから試してみましょう。

男性よりも女性の方がストレスに弱い

女性は男性に比べてストレスの影響で睡眠障害に悩む人が多いことがわかっています。
それは、セロトニンの分泌量が男性より少ないからです。
そのため、ストレスにさらされるとセロトニンの分泌が追い付かず、イライラしたり不安定になったりして不眠や睡眠障害につながるのです。
また、女性は月経や妊娠出産などでホルモンバランスが変化しやすいことも原因になっています。
結婚、出産、家事と仕事の両立、育児など女性はさまざまな環境変化でストレスを受けやすいため、ストレスを減らし、セロトニンを増やす努力をすることが大切です。